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上司と部下の面談の「質」を高める「聞く力」と「問いかけ」とは?

HR事業

 

上司と部下の面談の「質」を高める
「聞く力」と「問いかけ」とは?

「人財活躍を考えるワークショップ vol2. 面談力アップ研修」

11月13日、下北文化珈琲店にて、「面談力アップ研修」を開催しました。

<研修の目的>

  • 面談の基本の流れを実践的に学ぶ
  • 「こういうケースではどうする?」課題解決を目指す

まず、面談はただ話を聞く・話をする場ではなく、面談の種類があること、そして、目的共有と目標設定、振り返りの重要性を紹介しました。

POINT

【目的の共有】
面談の冒頭で、「今日の面談は、●●さんに、~~~を考えてもらう面談です」等、面談の目的を伝えます。
【目標設定】
「今日のこの面談が終わるときにどういう状態になっていたいか」「何を解決できていたらよいか」といった目標を上司と部下で共有してから始めることで、面談時間の効果や成果がお互いに見えやすくなる。
【振り返り】
面談の終わりには、必ず本人に面談の振り返りをしてもらうこと「今日の面談でどのようなことを感じましたか?」(上司がまとめない!)、それに対して、受け止め、ポジティブな言葉がけをすることの大切さを伝えました。

当日の研修では、面談の種類ごとのトークスクリプトを参考にしていただきながら、練習する時間も設け、参加者からは「面談の目的や目標設定、振り返りの重要性を認識できた。次の面談から早速取り入れたい」「面談の仕組みを導入したいと思っていたので、活かしていきたい」といった声が寄せられました。

研修スライド資料


部下の育成を目的とした面談で、もう一つ大事なことがあります。

それは――

部下の話をしっかり聞き、受け止めることです。上司がつい「自分の知りたいこと」を質問してしまうと、面談は現場聴取になりがちです。

例えば、部下が「最近、大きなミスをして先輩に怒られて…」と話したときに、上司が「誰だ?その先輩は?どんなミスだった?」と聞いてしまうと、部下の気持ちに寄り添うことができません。

そこで必要なのは、「それで?どう感じたの?」という問いかけです。

こうすることで、部下は出来事を通じて自分が何を感じたのかを語ることができます。部下を育成するためには、話を丁寧に聞き、その感情に寄り添い、解決策を部下自身に考えさせる問いを投げかけることが上司の役割です。

問いかけのスライド資料

面談は単なる業務確認の場ではなく、部下の成長を支える大切な機会です。
ぜひ一緒に、面談力の向上に取り組んでみませんか。

東京堂では、管理職向けの面談力研修や
面談の実施をサポートしています。